トルコGDP、第1四半期は前年比+5.7% 内需好調

Ezgi Erkoyun

[イスタンブール 31日 ロイター] - トルコ統計庁が31日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.7%増と、市場予想と一致した。内需が好調だった。

中央銀行がインフレ高進を受けて積極的な金融引き締めを実施しているため、年内は景気の減速が見込まれている。ロイター調査によると、今年のGDPの予想は3.15%増。

シムシェキ財務相はルールに基づく予測可能な政策のおかげで今年はよりバランスのとれた持続可能な成長に向かっていると表明。

「第2・四半期の指標は経済の均衡化が続いていることを示している。今年はバランスの取れた成長が見込まれ、純外需が寄与するだろう」との声明を発表した。

エコノミストは、年間最低賃金の引き上げに加え、家計がインフレの進行を見越して前倒しで商品を購入したことが高成長につながったと指摘している。

第1・四半期のGDPは前期比(季節・日数調整後)では2.4%増。

家計最終消費支出は7.3%増。輸出は4%増。輸入は3.1%減だった。

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