【巨人】ノーノー右腕・戸郷翔征が7回1失点で5勝目「いい緊張感で臨めた」

5勝目を挙げた戸郷翔征

巨人の戸郷翔征投手(24)が31日の西武戦(ベルーナ)に先発し7回3安打1失点と好投。試合も4―1で勝利し今季5勝目を挙げた。

聖地での勢いそのままに快投した。前回登板の阪神戦(24日=甲子園)ではノーヒットノーランを達成した戸郷。この日は初回に滝沢に三塁打を放たれて一死三塁といきなりピンチを招く場面も見られたが、後続をしっかり打ち取って無失点スタートとすると、その後はテンポのいい投球で西武打線を圧倒。2回から5回まで4イニング連続で三者凡退に切り捨てた。

4―0で迎えた7回には先頭の中村剛にこそソロを被弾し1点を奪われたものの、この日に許した失点はこの1点のみ。7回99球を投げぬいたところでマウンドを降りた。

試合前には「(ノーノー後は)気持ちのいい疲労感。(ベルーナは)球宴で(元ロッテの)レアードに初球を本塁打にされたイメージ。でも1度投げているマウンドなので気にせずできるかなと思います」と冷静に語っていた右腕だったが、有言実行の好投を披露。ノーノー投手の名に恥じない働きを見せた。

戸郷は試合後「ここ数試合、やっぱり中継ぎ投手もたくさん投げていたんで、なんとか長いイニングをと思いながらやっていました。前回いい投球ができたんで、そういう意味ではいい緊張感の中で臨めたので、次はしっかりまた抑えられるようにやっていけたらなと思います」と振り返った。

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