川鮎、頭からパクリ 砺波の中学、給食で提供

アユの塩焼きを口にする生徒=砺波市庄西中

 砺波市の4中学校で31日、3年生の給食に、となみブランドの庄川鮎(あゆ)の塩焼きが提供された。庄西中で約120人が1匹ずつ味わい、特産品に理解を深めた。

 庄川アユの給食は昨年に続き3度目。アユ養殖・販売卸業の山田商事(同市)が天然アユから採卵して庄川の伏流水で育てた「生粋の庄川鮎」約450匹を3年生約400人と教職員のために無償提供した。同社が運営する市内の料理店「鮎(あゆ)や」が炭火で塩焼きにした後、市学校給食センターで加熱して出された。

 食事に先だって、鮎やの山田匡輔支配人が庄川のアユは頭も骨も軟らかいのが特徴と紹介し、「味を覚えてもらい、どこにいっても自慢できるようになってほしい」と呼び掛けた。

 頭からほおばった松井翼さんは「初めて食べたけれどおいしい。いい香りがしました」と笑顔を見せた。

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