大物だ!港に活気 鶴岡・鼠ケ関、マグロ水揚げ

本県沖で漁獲され、水揚げされたクロマグロ=31日午前9時32分、鶴岡市・鼠ケ関港

 庄内沖でクロマグロのはえ縄漁が始まり、鶴岡市の鼠ケ関港では31日、最大150キロほどの大物を含め、計12匹水揚げされた。

 県漁業協同組合念珠関(ねずがせき)総括支所によると、本県沖では酒田市の飛島より沖合の海域で、例年5月末から6月半ばにかけて漁獲される。鼠ケ関港ではこの日、3隻が水揚げ。大きなクロマグロが船から丁寧に引き上げられた。

 資源保護のため、本県沖では30キロ以上の大物は年間23.3トン、30キロ未満は15.7トンの漁獲量の上限が定められている。この日は今季初めて同港で複数のマグロが水揚げされ、阿部勝樹支所長は「ようやくシーズンが始まったという感じ。幸先良く、これからに期待したい」と話した。本県沖のマグロは県内で流通する他、大型のものは東京・豊洲市場にも出荷される。

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