校舎内でコンクリ片落下 長崎・新上五島町の上郷小 けが人なし 

コンクリート片がはがれ落ちた階段裏側と立ち入り禁止の表示=新上五島町立上郷小(町教委提供)

 長崎県新上五島町教育委員会は31日、町立上郷小(浦濱和彦校長、58人)で19日、鉄筋コンクリート4階建て校舎の2階廊下に、約5ミリ大のコンクリートの破片が見つかったと明らかにした。同日は運動会だったが児童らにけがはなかった。町教委は各校に安全点検の再確認を指示した。
 町教委によると、校舎は1979年建造。破片は東階段の3階から4階にかけてのコンクリートの表面がはがれ落ちたものだという。児童らが下校後、同校職員が破片に気づき、周辺を立ち入り禁止にした。22日、補修工事と点検を始めた。はがれた場所には亀裂があり、ハンマーでたたくと5センチくらいの破片が落ちたという。
 同校は27日のPTA理事評議委員会で報告。同校保護者には安全確保への対応など、説明文書を配布する予定。

© 株式会社長崎新聞社