指揮者の佐渡裕さんとピアニスト角野隼斗さんが共演 宇都宮で新日本フィル公演、1600人魅了

満員の観客を楽しませた佐渡さん(中央)と角野さん(手前)=31日夜、県総合文化センター

 大和証券グループPresents「佐渡裕(さどゆたか)指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団with角野隼斗(すみのはやと)」(とちぎ未来づくり財団主催、下野新聞社共催)が31日、県総合文化センターで開かれた。美しい音色で満員の来場者約1600人を魅了した。

 全国11カ所を巡るツアーの一環。世界的指揮者の佐渡さんとユーチューバーとしても人気のピアニスト角野さんの共演は注目を集め、この日のチケットはすぐに完売したという。

 佐渡さんは「角野さんは繊細さとパッション、どちらも表現できる。一緒に演奏していて楽しい」とあいさつ。チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」を披露すると、観客たちは聴き入っていた。

 チェロとピアノを習う小山第一小3年石崎瑞基(いしざきみずき)さん(9)は「迫力があり格好良かった。自分も将来はコンサートに出たい」と目を輝かせていた。

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