海外からの宿泊者数が前年比6割増 最多は韓国、定期便再開の香港からも3倍に 4月の鹿児島県観光動向調査

定期便を再開した香港航空第一便の乗客を笑顔で出迎える県内自治体の職員ら=3月31日、霧島市の鹿児島空港国際線ターミナル

 鹿児島県は31日、4月の観光動向調査結果を発表した。県内ホテル・旅館80施設への海外からの宿泊客数は延べ1万6936人で、前年同月から60.2%増加した。2023年6月の香港エクスプレスに加え、今年3月末から香港航空も定期便を再開し、香港からの客数が約3倍になった。

 国・地域別では、韓国が5083人(47.9%増)と最多。次いで香港2898人(204.1%増)、台湾2450人(73.5%増)。

 県全体の宿泊客数は2.7%減少し21万5701人。地区別は、屋久島が9988人(13.1%増)と伸び率が高く、国内外ともに増えた。奄美は格安航空会社ピーチ・アビエーションの運休で関西からの客が落ち込み、2万1958人(10.3%減)にとどまった。

 主要観光施設・ドライブイン25施設の入場者数は0.6%伸び、39万260人だった。

〈資料写真〉香港航空の飛行機

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