向上しつづける中国の児童の健康水準 歴史上最良の状態に

国家衛生健康委員会は6月1日の国際児童デーを控えた5月31日に行った記者会見で、児童の健康の質の高い発展に関する状況を紹介しました。

国家衛生健康委員会(国家衛健委)は6月1日の国際児童デーを控えた5月31日に行った記者会見で、児童の健康の質の高い発展に関する状況を紹介しました。中国の児童の健康水準はここ数年にわたり向上し続けており、2023年には全国の乳児死亡率が1000人当たり4.5人、5歳以下の児童死亡率は1000人当たり6.2人にまで低下し、歴史を通じて児童の健康水準がもっとも高い時期を迎えたとのことです。

中国ではここ数年間で、区や県といった小さな行政区画における婦人幼児保健機構を先頭に、郷や鎮の衛生院、コミュニティ衛生サービスセンターを中核とし、村の衛生室を基盤にする末端児童保健サービスネットワークが絶えず整備され、保健サービス利用の利便性が高まり続けました。

国家衛健委婦人幼児司の沈海屏副司長は同件に関連して、「全国には現在児童病院が158カ所、婦人幼児保健機構が3082カ所ある。全国では子供1000人あたりの病床数が2015年比で0.27床増の2.7床に達した。全国の小児科医師数は2015年比で74.4%増の20万5800人に達した」と紹介しました。

各地では妊娠期間中のリスクスクリーニング評価が展開され、重症新生児の転院救命治療が強化され、0~6歳児の健康管理サービスが実施されています。また、近視や肥満などの児童の健康問題に焦点を絞った予防、スクリーニング、診察、治療の一体化サービスが推進されています。中国では児童の健康の重要指標が良好な状態を維持しており、世界の高所得国の平均水準よりも良好とのことです。(提供/CRI)

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