「言葉にできない」母国で古巣を破ってCL制覇! マドリー至宝ベリンガムが酔いしれる。前半はヒヤリ「2、3点差をつけられていたかも」

20歳の至宝ジュード・ベリンガムが歓喜に酔いしれた。

現地時間6月1日に開催されたチャンピオンズリーグの決勝で、レアル・マドリーはドルトムントと聖地ウェンブリーで対戦。ダニエル・カルバハルとヴィニシウス・ジュニオールが後半に奪ったゴールで、2-0の快勝を収め、2年ぶり15度目の優勝を成し遂げた。

昨季までドルトムントでプレーしていたイングランド代表のベリンガムは、1-0で迎えた83分に相手のパスをペナルティエリア手前でかっさらい、ヴィニシウスの追加点をアシスト。母国でタイトル獲得に大きく貢献した。

欧州サッカー連盟の公式サイトによれば、試合後のインタビューで「このような試合でプレーするのが夢だった。言葉にできない。人生で最高の夜だよ。パーフェクトなシーズンという意味では、上位に入るはずだ。これ以上の夢はない。チームメイト、家族、舞台裏のチーム、フィジオ、みんなに感謝している。これはグループの努力の賜物だ」と喜びを伝えた。

【動画】終盤に超大仕事!ベリンガムが追加点に導く完璧なお膳立て
前半は度々決定機を作られる苦しい展開だった。ベリンガムは「正直、前半は彼らの方が良いチームだった。2、3点差をつけられていたかもしれない」と振り返ったうえで、古巣への熱いリスペクトを込め、こう語った。

「2つのクラブに大きな敬意を抱いている。今いるクラブは僕にとって本当に特別だし、前にいたクラブもそうだ。彼らなしでは、このキャリアは実現不可能だった。僕にしてくれたことに感謝し、尊敬の念を抱き続けるよ」

常勝軍団で飛躍的な成長を遂げる背番号5が、また1つ大きな勲章を手にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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