環境債「グリーン・ブルーボンド」発行 50億円、7月条件決定

 岩手県は7月、環境改善が見込まれる事業に充当する環境債「グリーン・ブルーボンド」を発行する。全国の地方公共団体に先駆けた昨年度に続いて2度目で、発行額は50億円。

 年限は5年満期一括償還方式。具体の条件決定は7月を予定し、法人を対象に投資を募る。6月7日午後2時から盛岡市内丸の県水産会館で市町村や県出資法人などを対象とする説明会を開催する。

 県は昨年7月、地球温暖化など環境課題の解決に向けた取り組みの資金を確保するため環境債を導入。海洋資源や生態系の保護などの「ブループロジェクト」を使途に定めたのは、全国の地方公共団体で初めてだった。発行額50億円は即日完売し、投資表明は104件に上った。

© 株式会社岩手日報社