「予想よりもずっと大変だった」マドリーをCL制覇に導いたアンチェロッティ監督が本音。ドルトムントに圧倒された前半は「やりたいようにプレーさせてしまった」

現地時間6月1日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)の決勝で、レアル・マドリーが聖地ウェンブリーで対戦。2-0で勝利し、2シーズンぶり15度目の欧州制覇を成し遂げた。

前半は何度もピンチを招く展開だったものの、GKティボー・クルトワのセーブなどで凌ぐと、後半に攻勢。74分にトニ・クロースのCKにダニエル・カルバハルがヘッドで合わせて均衡を破れば、83分に敵のパスミスを突いて、ヴィニシウス・ジュニオールが加点し、勝負を決めた。

【動画】クロースのアシストからカルバハルがヘッド弾!
CLの公式サイトによれば、マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後、「とても大変だった。予想していたよりもずっと大変だった」と試合を振り返った。
圧倒された前半の出来については、「我々のプレーのレベルが気に入らなかった。我々は頻繁にボールを失い、間違った場所で失った。彼らのやりたいようにプレーさせてしまった」と反省。それでも、後半のパフォーマンスをこう称えた。

「前半は苦しんだが、後半はボールを失う回数が減り、プレーも良くなった。でも、今となっては、それらはすべて些細なことだ。我々は勝利した。夢は続く!」

ハーフタイムで修正した手腕はさすがとしか言いようがない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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