「ゴール前での無駄使いはHT後に罰せられた」。ドルトムントの惜敗を海外報道。テルジッチ監督は「0-2で負ける以上の価値があった」と自負

現地6月1日に開催されたチャンピオンズリーグの決勝で、ドルトムント(ドイツ)とレアル・マドリー(スペイン)が激突。後者が2-0で勝利した。

マドリーはスコアレスで迎えた後半に、ダニエル・カルバハルとヴィニシウス・ジュニオールが得点。ドルトムントにとっては悔しい結果となったが、勝つチャンスがなかったわけではない。

英公共放送『BBC』は「ドイツ側は前半、特に印象的で、多くの好機を作り出し、ポストを叩いた」と、ドルトムントが最初の45分間は優勢だったと伝える。

だが、チャンスをモノにできず。同メディアは「ゴール前での無駄使いは、ハーフタイム後に罰せられた」と評する。

ドルトムントのエディン・テルジッチ監督は「我々は素晴らしいプレーを見せた」とドイツメディアに語ったという。

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「0-2で負ける以上の価値があったと思う。最初の1秒から、私たちはただ決勝を戦うためだけにここにいるのではなく、優勝するためにここにいるのだということを全世界に示した」

逞しく戦ったが、結果は準優勝に。敗軍の将は「我々は勇敢に、心を込めて、質の高いサッカーをした」と胸を張る一方で、「必要な時に冷静さを失ってしまった」と悔やむ。

そして「彼らに祝福を。再び勝ちたいという強い意志を持ち続けることで、彼らが真のチャンピオンである理由が分かる」と勝者のマドリーを称えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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