「仲間の行方を探れ」 佐賀大オカルト愛好会、謎解きで展示

謎が隠された作品を並べた会場=佐賀市のUNDER MOTION GALLERY

 佐賀大のオカルト愛好会の学生たちがこのほど、佐賀市の「UNDER MOTION GALLERY」で、妖怪をテーマにした体験型展示会を開いた。失踪したメンバーの行方を探る設定で、来場者は妖怪を巡る謎解きを楽しんだ。

 同大芸術地域デザイン学部3、4年の6人が、行方をくらましたメンバーが撮影したとする動画や音声記録を制作して展示し、おどろおどろしい世界を表現。唐津に伝わる松浦佐用姫など佐賀の伝説も紹介した。来場者は、架空の日記や新聞記事などに隠されたキーワードを基にメンバーからのメッセージを解き明かした。

 来場した同大4年の田島武さん(21)は「一連の展示にストーリー性があって引き込まれた」と話し、「久しぶりに子どもの頃に体験した肝試しのわくわく感を思い出した」と笑顔を見せた。(花木芙美)

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