「カマダを再点火できれば大成功だ」鎌田大地のパレス移籍に英メディア記者が見解! 起用法と懸念材料は?「唯一のマイナス点は...」

ラツィオとの契約更新をしなかった鎌田大地は、契約満了での退団が確定。フランクフルト時代に指導を受けたオリバー・グラスナー監督が指揮するクリスタル・パレスへの移籍が秒読み段階となっている。

そんななか、英メディア『talkSPORT』でブンデスリーガを担当するトビー・ジルズ記者は「フランクフルトでは、グラスナー監督の下でカマダは完全に変わった」と振り返っている。

「彼は常に将来性を見せていたが、グラスナー監督は彼にもっと自由な役割を与えた。10番としてスタートし、時には左サイドでプレーさせ、(チーム内で)得点王とアシスト王になった」

同記者は「彼は試合中に流れるようにプレーする選手の一人だ。走りも本当に優雅で賢い。利他的なところもある。アドルフ・フッター監督の最後のシーズン、13アシストを記録したが、グラスナー監督は彼にもっとゴールを決める力があると見て、より利己的になるようにした。それが正しいと証明された」と続けている。

「ラツィオでうまくいかなかった理由はよく分からないが、もしパレスが彼を獲得し、グラスナー監督が彼を再点火できれば大成功だ」

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起用法に関しては、「グラスナーはフランクフルトを率いた時と非常に似たやり方をしており、カマダは3-4-2-1システムでストライカーの後ろで、爆発的なウイングバックと共に流動的に動く役割を与えられるだろう」と予測。懸念な点については、こう指摘している。

「パレスファンにとって唯一のマイナス点は、(エベレチ・)エゼのような選手と同じ様に見えることだ。カマダが控え選手で満足するとは思えない」

エゼはビッグクラブから注目させているだけに、鎌田が加入なら、売却も考えられるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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