テニス=前回王者ジョコビッチ、全仏OPで深夜終了の激闘制す

[パリ 1日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープン(OP)は1日、パリのローランギャロスで男子シングルス3回戦を行い、連覇を狙う第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が深夜にまで及んだ激闘を制した。

通算25回目の四大大会タイトルを目指すジョコビッチは第30シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦。7─5で第1セットを取るも、続くセットを6─7、2─6で落として突破に暗雲が立ち込めた。それでも第4セットを6─3で制すと、最後は6─0で圧倒。午後10時37分に開始した試合は翌日午前3時6分にまで及び、全仏OP史上最も遅い時間に終了した一戦となった。

ジョコビッチは「非常に苦しかったが、第4セットは皆さんの応援を受けたおかげで違う選手のようにプレーできた。ここで戦った最高の試合だったかもしれない」と振り返った。

第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)も第26シードのタロン・フリークスポール(オランダ)との4時間14分に及ぶ熱戦を制し、4回戦に進出。第5シードでロシア出身のダニル・メドベージェフ、第7シードのカスパー・ルード(ノルウェー)もそれぞれ勝ち上がった。

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