首位と2打差の4位で最終日へ… メジャー2勝目を狙う渋野日向子に米メディアも注目「ギャラリーを沸かせる数少ない選手」

バーディ量産で一気に優勝圏内に浮上だ。

現地6月1日、女子ゴルフのメジャー第2戦「全米女子オープン」が大会3日目を迎え、5位から出た渋野日向子は、7バーディ・3ボギーの「66」をマーク。首位アンドレア・リー(米国)、ウィチャネ・メーチャイ(タイ)、ミンジ・リー(オーストラリア)と2打差の通算3アンダー・4位につけ、2020年大会以来の優勝争いに食い込んでいる。

この日、1番でいきなりボギーを先行させた渋野だが、4、6、7番でバーディを奪い、8番で再びボギーを喫して後半へ。さらに11、14、16番とバーディを重ねると、17番でボギー、最終18番でバウンスバック。この日ベストタイとなる「66」をたたき出し、19年「AIG全英女子オープン」以来のメジャー2勝目を視界にとらえた。
同パフォーマンスには、現地メディアからの視線も熱い。そのなかで米ゴルフ専門ポッドキャスト『No Laying Up』のランディ氏は、自身のX(旧ツイッター)を更新。「スマイリング・アサシンだ。AIG全英女子オープンで優勝したとき、彼女はまったく臆する様子もなかった。また大舞台で彼女の姿を見られるのが待ちきれない」と反応している。

さらに、米紙『USA TODAY』の専門サイト『Golfweek』は、「まだスマイリング・シンデレラを見たことがない人は、大いに楽しめるだろう」とした上で、「彼女は観客を沸かせる数少ない選手の一人だ」と紹介。「首位と2打差で最終ラウンドへ向かうシブノは、2度目のメジャータイトルを狙っている」と期待を綴っていた。

はたして5年ぶりのメジャー制覇なるか。最終日も彼女のプレーからも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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