おいしいものを知り尽くして、食べ尽くしている料理のプロの方々が、自らお取り寄せをしているものは何? そんなお取り寄せを私も食べてみたい!という想いをかなえるこの企画。前回に引き続きお気に入りを教えてくださるのは、料理研究家の今泉久美さんです。スイーツからお酒まで、守備範囲の広い今泉さんのお気に入りをたくさん紹介していただきましょう。
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監修者
料理研究家・栄養士 今泉久美
山梨県出身。女子栄養大学栄養学部を卒業後、料理研究家に。月刊女性誌をはじめ多数のメディアで活躍し、女子栄養大学栄養クリニックで特別講師も務める。ピンクリボンアドバイザー中級でもあり、減塩レシピや、糖尿病、骨粗鬆症、フレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)予防レシピにも詳しく、マチュアリスト世代の献立の強い味方。
刈穂酒造の「刈穂 山廃純米 超辛口」
お酒と、お酒のおつまみにはめっぽう強い今泉さん。
いまお気に入りの日本酒が、この「刈穂 山廃純米 超辛口」です。
「秋田出張の際に和食の店で飲んで気に入って、出張のあとも、飲みに行った店にあればよく飲んでいました。とてもおいしいので、家でも味わいたいと、取り寄せするようになったんです」
もともと日本酒は、純米酒が大好きだという今泉さん。
この「刈穂」は、米どころ秋田県で、蔵伝承の山廃仕込みでつくられるお酒。
もろみを極限まで醗酵させた超辛口純米酒ですが、キリッとした辛さだけではなく、口にふくむと上質な旨味がひろがると評判です。
「肉、魚、野菜、どんなおつまみとも相性がよくて、家族と一緒に楽しんでいます。好きな飲み方はぬる燗か冷やですね。実家で飲む時は、冷や用のお気に入りの徳利でいただきます」
ちなみに「刈穂」という言葉に聞き覚えがありませんか?
この酒名は、百人一首にも入っている天智天皇の和歌「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」に由来するのだそうです。
この和歌には、田畑を耕す農民の生活を思いやる気持ちがこめられているということで、酒造りをする方々にとって特別なもの。
そんな作り手の皆さんや、そのお酒のつくられた土地に想いを馳せながらいただくのも日本酒の醍醐味ですね。
お取り寄せはこちら
秋田清酒株式会社/刈穂酒造
https://www.igeta.jp/item/brand/kariho/cyoukarakuchi_1800/
※注文方法
上記サイトより注文。
岩井の胡麻油の「金岩井純正胡麻油 青缶」「純正黒胡麻油 無量寿」
家族のためにも自分のためにも、料理はすでにベテランの域?のマチュア世代。
調味料や油選びにこだわる人も多いでしょう。
ということで、料理の味が確実にアップする素敵な油を教えていただきました。
今泉さんは、この「岩井の胡麻油」をもう10年ほども使い続けているそうです。
「青缶は炒めものを始め、料理全般に使いますが、コクが出て、素材の味を引き立ててくれます。
無量寿は最近のお気に入りで、風味がよく、コクもありますが、青缶よりも後味がすっきり!少量の油でする野菜の揚げ物や、かき揚げによく使います」
ふだんは、米油、オリーブ油、そして胡麻油と、加熱用には3種類の油を使い分けている今泉さんですが、コクが欲しいときにピッタリなのが、この岩井の胡麻油なのだそうです。
岩井の胡麻油の胡麻油は、レトロな缶が素敵なことで有名で、キッチンに置いておくだけでもサマになりそう、などと思ってしまいますが、今泉さん曰く「油は新しいうちに使い切るのがおいしくいただくコツ」とのこと。
インテリア的にしばらく飾って……などと考えず、開封したら早いうちに使うことを心がけたほうが良いようです。
お取り寄せはこちら
岩井の胡麻油
https://shop.iwainogomaabura.co.jp/
※注文方法
上記のサイトより注文。
※記載されている情報は2024年5月のものです。