世界一決定戦で躍動 21歳・竹田麗央が堂々上位「飛距離は戦える」【日本勢コメント集】

21歳・竹田麗央が全米の舞台で躍動している(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 3日目◇1日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583ヤード・パー70>

トップ10の中では最年少の21歳。日本ツアーで大ブレーク中の竹田麗央が、全米の舞台でその力を遺憾なく発揮している。

初日は「74」とやや出遅れたものの、2日目に1つ伸ばして16位で決勝へ。このムービングデーでも5バーディ・4ボギーの「69」をマークした。首位とは7打差ながら、トータル2オーバー・8位タイ。メジャー初出場ながら堂々たる戦いを続けている。

「ティショットが少し曲がったけど、うまくパットでしのげた。プレーに必死であまり順位とか見てないので、あしたも自分のゴルフに集中できれば」と、最終日も目の前の一打に集中する構え。「ギャラリーは外国人が多くてそんなに気にならない。あまり日本と変わらずにプレーできています」と強心臓ぶりがなんとも頼もしい。

今季の日本ツアーでは13試合中トップ10入り9回。そのうち2位が2回、優勝が3回とノリにノッている。今大会で上位に入れば、現在1位を走るポイントレースのメルセデス・ランキングでもさらに優位になるし、現在45位の世界ランキング浮上も見込める。パリ五輪の出場枠争いにも大きく関わる大事な最終日だ。

「飛距離は戦えると思いましたし、曲がってラフでも短い番手で打てるので、そこは有利。あしたもアンダーパーで回って、ひとつでも順位を上げられるように頑張りたい」。

【日本の上位勢コメント集】
■渋野日向子(-3、4位)
「(7バーディ)数えてなかった。すごい集中してたけど、自分のバーディの数を忘れるのは珍しい。緊張すると吐きそう。今までの調子の悪さもある意味吐きそうだったけど、いい吐きそう。キレイな吐き(笑)。すいません(笑)。まさかこの位置で戦えると思ってなかったから、楽しみたい。またあしたも吐きそうになると思いますけど、泥臭く」

■笹生優花(-2、5位)
「(緊張は)いつもしてます。ない時はないです。結果、先を見るより今が大事。一打一打集中して、チャンスが来れば。あすも何も変えず、楽しいゴルフができればと思います」

■小祝さくら(+1、6位T)
「パットのタッチが今週すごい良くて。あしたもこの感じでいけたらいいと思います。このコースは6打差がひっくり変える感じはしない。でもどうなるか分からないので、最後はビッグスコアを目指して。自分のベストを尽くして、出し切るだけです」

© 株式会社ALBA