メジャー自己最多101球の粘投で日本人トップの6勝目! 今季6度目のQS達成の山本由伸に地元メディアは称賛「懸命に戦って結果を残した」

渡米後最多の101球粘投に地元メディアも賛辞を惜しまない。

現地6月1日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に先発登板し、6回7安打1失点、1四球、7奪三振と好投。4対1の勝利に貢献し、5月20日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦以来となる今季6勝目(2敗)をマーク。防御率は3.32となっている。

この日は、2回に犠飛で先制され、以降も得点圏に走者を背負うピッチングが続いた25歳のルーキー右腕だが、しっかりと要所を締めて相手打線に得点を与えず。メジャー自己最多となる101球の熱投を見せ、日本人選手トップとなる6勝目を挙げた。また、6回を投げ自責3点以下のクオリティスタート(QS)は今季6度目だ。
背番号18の活躍を受け、ドジャースのあらゆる情報を発信している『Dodgers Digest』は試合後、「ヨシノブ・ヤマモトが6イニングを力投」と題した速報記事を掲載。「ヤマモトにとって理想的なスタートではなかった」としながらも、「ベストの状態ではないなか、懸命に戦って結果を残した」と、そのピッチング内容を称えている。

また、同じく専門メディア『Dodger Blue』は、「ヤマモトが、またしても力強い先発登板」と称賛。「2回の失点後も数イニングで走者を許すも、ドジャースに4イニング連続無失点をもたらした」と続け、「101球は自己最多。相手打線を1失点以下に抑えるのは、ちょうど1か月前の5月1日以来(ダイヤモンドバックス戦)だ」と伝えていた。

NPB時代同様、メジャーの舞台でも能力の片鱗を見せて輝きを放っている山本。今後も彼のパフォーマンスに引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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