レアル・マドリーのジュード・ベリンガムが、“来季のチームメイト”キリアン・エムバペに熱い期待を寄せた。英メディア『90min』が伝えている。
現地時間６月１日に開催されたチャンピオンズリーグの決勝で、マドリーはドルトムントとウェンブリーで対戦。ダニエル・カルバハルとヴィニシウス・ジュニオールがゴールを奪い、２－０の快勝で、史上最多を更新する15度目の優勝を成し遂げた。
昨夏にドルトムントから加入したベリンガムは、85分にホセルと代わるまでプレー。１－０で迎えた83分には、相手のパスをペナルティエリア手前でカットし、ヴィニシウスの追加点を完璧にお膳立てしてみせた。
母国の聖地で、古巣相手に躍動した20歳のイングランド代表MFは試合後、『TNT Sports』のインタビューに対応。「パリ・サンジェルマンを退団したエムバペのマドリー入りが濃厚」という話題を振られると、「そうなるかどうかは分からない！」と逸る気持ちを制しつつ、ポジティブさ全開でこう語った。
【動画】終盤に超大仕事！ベリンガムが追加点に導く完璧なお膳立て
「そうなるとしたら素晴らしい話だよ。彼のような選手は、決定的な９番という点で、僕らに欠けている唯一の小さな部分かもしれない。彼が来て、力を与えてくれるなら、我々は本当に素晴らしいチームになるし、別次元に導いてくれるだろう。彼は世界最高の選手の１人だ。間違いなくね」
ハイペースでゴールを量産したカリム・ベンゼマ（現アル・イテハド）が昨夏に去って以降、マドリーでは軸となるCFが不在だ。カルロ・アンチェロッティ監督は今季、主に４－３－１－２のフォーメーションを採用しており、ベリンガムは前線２枚のヴィニシウスとロドリゴの後ろにポジションを取っている。
若きトップ下が言うように、エムバペは「唯一欠けている部分」を埋めるラストピースとなるはずだ。欧州王者から数段レベルアップする、文字通り“銀河系軍団”の誕生に大きな注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
