ホイールは風呂桶風・・・こだわりの「痛車」集結! 「温泉むすめ」や「ウマ娘」「ラブライブ!」などオーナーの推し表現 鳥取県湯梨浜町

有馬温泉の温泉むすめ「有馬楓花」を描いた痛車とオーナー。屋根には「有馬輪花」を描いた自転車が乗る=鳥取県湯梨浜町引地、道の駅燕趙園(画像の一部を加工しています)

 アニメなどのキャラクターを車体に描いた「痛車」が集うイベントが2日、鳥取県湯梨浜町引地の道の駅燕趙園であった。各地の温泉地を擬人化した「温泉むすめ」をはじめ「ウマ娘」「ラブライブ!」など人気コンテンツの推しキャラを描いた車とバイク計17台が来場者を楽しませた。

 特に目を引いたのが、有馬温泉(神戸市)の温泉むすめ「有馬楓花」を描いた痛車。楓花の姉「有馬輪花」を描いた自転車を屋根に乗せ、ホイールは風呂桶風のデザインで、温泉を模した展示ベースも手作りという力の入れよう。温泉地PRにつながるとあって旅館や飲食店がスポンサーになり、広告も記してあるのが面白い。

 オーナーのLawlisさん=福井市=は痛車の魅力について「自分の『推し』を表現できるのが一番。走っていると視線を感じ、推しのキャラを見てもらっていると、うれしくなる」と語った。

 イベントは、はわい温泉・東郷温泉旅館組合が昨秋に続いて開いた。両温泉の温泉むすめ「はわい東郷浮乃(うきの)」を活用する地元事業者の「湯梨浜浮乃会」の岸田篤周(あつのり)会長(46)は「はわい温泉、東郷温泉を全国にPRし、取り組みが地元の方にも親しまれるようにしたい」と話した。

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