藤井聡太竜王の勝負めしのメニュー決めるコンテスト開催へ 10月の福井県あわら市対局向け実行委

10月に開催される将棋の竜王戦あわら対局に向け発足した実行委の初会合=5月31日、福井県のあわら市役所

 福井県あわら市で10月19、20日に開催される将棋の第37期竜王戦第2局に向け、あわら対局実行委員会の初会合が5月31日、市役所で開かれた。対局時に話題となる勝負めし、スイーツコンテストを開催し、メニューを市内事業者から募集するほか、市公式キャラクター湯巡権三とタイアップした記念グッズを作り、前夜祭や大盤解説会チケットを9月ごろ販売することを決めた。

 対局は温泉旅館「美松」であり、藤井聡太竜王(21)=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が4連覇に挑む。対局相手は9月ごろ決まる。

 事務局の市担当者によると、コンテストのメニューは7月をめどに募集し「地域全体が携われるような形にしたい」とした。既存かオリジナルかは問わず、年内いっぱい販売することを条件にしたいという。

 森之嗣市長は「全国から脚光を浴びる絶好の機会。市を全国に発信し多くの観光客に訪れてもらうとともに、市民や事業者が喜んでくれる取り組みを実施したい」とあいさつした。

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 初会合には森市長のほか、芦原温泉旅館協同組合の山口透理事長や市観光協会の前田健二会長ら委員15人が出席。委員長に森市長、副委員長に甲斐和浩教育長を選出した。

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