アイスキャンディー、釜飯…日田市で「進撃の巨人」コラボ商品が続々誕生【大分県】

作中のリヴァイ兵長のせりふが刻まれた棒付きのアイスキャンディー=日田市
日田産アユを丸ごと使用した釜飯。パッケージに登場人物4人を採用している=日田市
主人公エレン(右から2番目)など人気キャラクターの5種類があるヘアミルク=日田市

 【日田】日田市大山町出身の諫山創さんの人気漫画「進撃の巨人」とのコラボ商品が、地元で続々と誕生している。主に道の駅「水辺の郷おおやま」(同町)内にミュージアムができた2021年春以降、約30事業所がラムネやおかきなど計100点以上を開発。今年も新たな商品が次々に発売されている。

 カフェ&バー「琴音(ことね)庵」(淡窓)は棒に登場人物のせりふを刻んだアイスキャンディー(500円)を販売。第1弾は紅茶好きの人気キャラ「リヴァイ兵長」をモチーフにしたロイヤルミルクティー味で、店前の自動販売機で購入できる。順次、日田産のスイカやブドウ、ナシ味も出す予定。いずれも登場人物の持ち物や髪色などから着想を得ており、「日田の特産品と組み合わせて誘客につなげたい」と佐藤智之代表(48)。

 食品製造・卸のマルナカ・フーズ(大鶴町)は、日田産アユを丸ごと使用した釜飯(レトルト・1458円)のパッケージに登場人物4人を採用。リヴァイ兵長が「小骨には気をつけろ!しっかりかみ砕け」と注意する文言などを載せる。道の駅「水辺の郷おおやま」などで販売。同社の梶原誠太郎課長(50)は「地元に生きる企業として日田に良い印象を持ってもらえる商品になれば」と意気込む。

 美容室経営のLink・hita(中央)は、洗い流さないトリートメント「ヘアミルク」(3850円)を発売した。主人公エレンなど5種類あり、日田杉や市鳥のセキレイ、三隈川などもデザイン。ステンドグラス柄で使用後は飾ることもできる。「熱烈なファンが買い求めてくれ、売り上げは好調」と菅原楠生代表(59)。理容室「Hair CLOVER(クローバー)」(大山町)などで購入できる。

 コラボ事業所でつくるグループ代表の宮部丈二さん(57)は「日田観光のリピーターを増やすため、連携しながら新たな企画を考えていきたい」と話している。

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