大西魁斗が米国下部ツアー初優勝 全米の笹生優花と“アベックV”

大西魁斗が米国男子下部ツアーで初優勝を挙げた(撮影:GettyImages)

<UNCヘルス選手権 最終日◇2日◇ローリーCC(ノースカロライナ州)◇7394ヤード・パー70>

米国男子下部コーン・フェリーツアー「UNCヘルス選手権」の最終ラウンドが終了した。25歳の大西魁斗が5バーディ・1ボギーの「66」をマーク。トータル8アンダーで逆転し、念願のツアー初優勝を果たした。

大西は9歳のときに練習環境を求めて渡米。南カリフォルニア大学時代には、コリン・モリカワやマシュー・ウルフ(ともに米国)らと腕を競い合った。2022年の「フジサンケイクラシック」で日本ツアー初優勝。23年からは米国下部ツアーに本格参戦し、今大会はデビューからちょうど30試合でのVとなった。

昨季はポイントランキング100位と上位に入れず。今シーズンは限られた出場試合数で臨んでいたが、その少ないチャンスをしっかりとモノにした。これでポイントランキングは79位から12位に急浮上。今シーズンの出場も保証される。来季の米ツアー昇格への扉が大きく開いた。

同週の「全米女子オープン」では、笹生優花が日本勢初となるメジャー2勝目を達成。母国から遠く離れた地、米国の東海岸で“アベックV”となった。

以下、大西魁斗の優勝コメント

「タフでした。ここにいる選手はみんな素晴らしくて、毎週勝てるような選手ばかり。ここで優勝できて、最高の気分です。オフシーズンはスイングを調整しながら、十分な練習をしてきた。自分のやっていることが正しい道だと確信できました」

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