中国・モンゴル間の通関地、無人搬送車専用レーンが供用開始

中国・モンゴル間の通関地、無人搬送車専用レーンが供用開始

ガンツモッド口岸で国境ゲートを通過するAGV車両。(資料写真、フフホト=新華社記者/李雲平)

 【新華社フフホト6月3日】中国・モンゴル間で最大の貨物輸送の道路口岸(通関地)である内モンゴル自治区甘其毛都(ガンツモッド)口岸で5月30日、越境AGV(無人搬送車)専用レーンが本格供用した。通関効率のさらなる向上が期待される。同口岸の管理委員会が明らかにした。

 同自治区バヤンノール市ウラド中旗に位置する同口岸は、北がモンゴルのウムヌゴビ県と隣接する、中国の重要なエネルギーの輸入ルートである。通関規模と貿易額が同自治区最大の道路口岸でもある。2023年の貨物通過量は3800万トンを超え、両国間の他の口岸をリードした。

 同委員会の副主任によると、この越境AGV専用レーンは、長さが4930メートル、幅は17.5メートル。出境2本、入境2本の双方向4車線で、スマートゲートと専用レーンで構成される。22年7月16日から試験的に利用され、車両の1日当たり通過量は当初の20台から、現在は200台に増加し、1日当たりの石炭輸送量も1300トンから1万3千トンに拡大した。5月29日時点で、越境AGVの累計通過量は7万2800台、石炭輸入量は479万800トンに達した。

 同口岸はスマート通関、越境AGV専用レーン、専用税関管轄区域の建設により、通関効率が大きく向上し、貿易規模も増加している。

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