「被爆80年・100年も同じ状態に」原爆ドーム周辺の樹木をボランティアで剪定

原爆ドームの周辺をきれいに保とうと、樹木をせん定するボランティア活動が3日朝から行われています。

せん定する作業をしているのは、広島市造園建設業協会に所属する18社の35人です。ボランティア活動は、広島を訪れる多くの人のために原爆ドーム周辺の景観を整えようと、2011年から行われ、ことしで14回目になります。

参加者たちは電動工具を使って、ツツジの枝葉を均一に刈り込んだ後、大ばさみでていねいに仕上げたり、芝を刈ったりしていました。せん定作業はツツジの花が咲き終わるこの時期に行うのが適しているということで、作業員は真剣に作業に打ち込んでいました。

広島市造園建設業協会 世良聡会長
「気持ちも新たに今後、被爆80年・100年を迎えると思うが、いつ来ても同じような状態を保てるように管理していきたい」

午後からは原爆ドームの敷地内の雑草を抜く作業などが行われるということです。

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