春ブロッコリー「申し分ない味」 JA加賀、出荷最盛期

春ブロッコリーの選別を進める作業員=3日午前10時、加賀市作見町

 北陸最大のブロッコリー産地である加賀市で春ブロッコリーの出荷が最盛期を迎え、JA加賀野菜集出荷貯蔵施設(同市作見町)に3日、青々とした約15トンが運び込まれた。

 県外では病害虫の影響で収穫が減った産地があり、全国的にブロッコリーの価格は高騰しているが、JA加賀ブロッコリー部会によると、加賀市内では順調に生育し、4月30日から出荷を始めた。卸売価格は例年より2、3割ほど高いという。寺井清春部会長(56)は「味は申し分ない。湯がいたり、天ぷらにしたりして味わってほしい」と話した。

 加賀市内では農家55軒が約59ヘクタールで生産しており、月末までに350トンを北陸三県や京阪神の市場に出荷する見込み。

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