スタントマンが自転車事故を完全再現! 生徒の悲鳴も上がる迫力 盛岡市の中学校で交通安全教室

盛岡市の中学校で3日、自転車の交通ルールを学ぶ交通安全教室が開かれました。スタントマンによる自転車と自動車による衝突事故の再現に生徒たちは事故の危険性を実感していました。

この自転車交通安全教室は、JA共済連岩手と岩手県警本部が連携して県内各地の学校で開催しているもので、3日は盛岡市の大宮中学校の全校生徒526人が参加しました。グラウンドでは、生徒が見守るなか、映画やドラマなどで活躍するプロのスタントマンが、自転車や自動車を使って交通事故を再現しました。この迫力ある再現に生徒たちからは悲鳴や驚きの声が上がりました。これは「スケアード・ストレイト教育技法」と呼ばれ、恐怖を実感することでそれにつながる危険な行為を行わないようにする狙いがあります。

(男子生徒)
「すごく怖かったです。危ないなと思いました。これからは車に気をつけて自転車
を運転していきたいと思いました」

(女子生徒)
「左折で巻き込まれるところが怖かったです。安全に気をつけてしっかりヘルメ
ットを着けていきたいと思いました」

県内ではことし自転車による交通事故は5月末時点で41件発生していて、そのうち2件が死亡事故となっています。生徒たちは自転車を利用する際のマナーや交通ルールを再確認し交通安全への意識を高めていました。

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