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もし災害が起きたらどう行動するか?雫石町の中学生が生徒同士の話し合いや地域の清掃を通して、災害時に求められる行動について学びました。
雫石中学校の防災教育は、災害時に命を守るための行動や地域で助け合う方法を生徒に考えてもらおうと2年生が取り組んでいるものです。
生徒たちは28日と29日の2日間、宮古市と岩泉町で東日本大震災と2016年の台風10号の被害について学びました。
その上で30日は、5から6人のチームに分かれて、災害が起きた時に自分がどう行動するかを考え意見を出し合いました。テーマは、「自分が受験生だったら、避難所運営を手伝うか?勉強を優先するか?」です。
(雫石中学校の生徒)
「自分じゃなくて人のためになることをした方がいいかな。自分だけじゃないから手伝った方がいいかな」
話し合いでは、異なる選択をした人の意見も聞きながらチームとしての意見をまとめることで、生徒たちが災害時に助け合うことの大切さも学んでいきます。
(生徒は)
「空き時間でも勉強はできるという意見があって、空き時間で勉強したらいいのかもしれないと少し思った」
また午後は町内で清掃活動に取り組みました。清掃活動では町の地形や砂防ダムなどの設備を知ることで災害の発生に備えていました。
(雫石中学校 及川 美幸 教諭)
「この学年の子どもたちが2011年生まれもいる学年。復興とか津波だと言ってもピンとこない世代になってきている。身近な部分に結び付けて考えていかないことには実感を持ってリアルに考えることができない。安全と命を守る生活について継続して教育活動を続けていきたい」
防災教育を通して生徒たちは、災害時に助け合うことや災害に備えることの大切さを学んでいました。