巨大な天然イワガキ「夏輝」殻の長さ13センチ以上 漁師が約5メートル素潜りで獲る 上手な殻の開け方は?

冬の「松葉がに」にも劣らない日本海の夏の味は「天然イワガキ」、今月から出荷がはじまりました。
今回、漁協の人が、上手な殻の開け方を指南してくれました。

鳥取県漁協 久保利晋一さん
「貝柱はこの辺りにありますんで、それを・・・あまり奥に入れすぎると身に当たってしまうので」

殻の中心線からちょっと右寄りにある貝柱を刃先で探り当てて外し、貝殻にくっついた身を剥がすと…ほら、きれいに殻が開いてイワガキの白い身が現れます。

その大きさにビックリする天然イワガキは境港と赤崎港で1日から。鳥取港と岩美町の網代港、田後港で2日から出荷が始まりました。

中でも殻の長さ13センチ以上の大ぶりなイワガキに付けられるのが「夏輝」のブランド。
食感はプリプリ、海のミルクと言われるだけあって味は濃厚でクリーミー、海の旨味がぎゅっと詰まっています。

レモンを絞って生で、というのがおいしい食べ方ですが、最近はこの大ぶりなカキをカキフライにして出す店もあるとのこと。

養殖ものとは一線を画す天然イワガキは、ほとんどを漁師さんが5メートル程素潜りして獲っていて、今月から8月末まで限定の日本海の夏の味の代表格です。

今年の出荷目標は例年並みの130トン。夏輝のブランド力も年々上がっていて価格にも期待しているとのことです。

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