【シンガポール】計量機器A&D、メドテック企業に出資[製造]

電子計量機器の製造・販売を手がけるエー・アンド・デイ(A&D、東京都豊島区)は、シンガポールのメドテック(ITを活用した医療サービス)企業エイビス・ヘルス(Aevice Health)に100万米ドル(約1億5,700万円)を出資した。出資比率は非公表。社会課題を解決する健康ソリューションを強化するのが狙いだ。

エイビス・ヘルスは2016年設立で、従業員数は14人。最先端のテクノロジーを用いた独自の非侵襲性遠隔患者モニタリングプラットフォームとウエアラブル聴診器を通じ、ぜんそくと慢性閉塞(へいそく)性肺疾患治療のソリューションを提供している。

エー・アンド・デイがシンガポール企業に出資するのは初めて。東南アジアではこのほか、タイとベトナムに拠点がある。

今後はグループの強みである血圧計を主体とした医療領域の技術、販売網と、エイビス・ヘルス独自のデジタルヘルス関連技術を相互に活用。より付加価値の高い新商品・新サービスを創出していく考えだ。

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