【F1】エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱!チームとの今後については「まもなく発表される」

F1アルピーヌは6月3日、今季チーム在籍5年目を迎えているエステバン・オコンが今シーズン限りでチームを離れると公式サイトで発表した。来年以降のドライバーについては今後発表があるという。

2020年からルノー(現アルピーヌ)に所属している27歳のオコン。2021年ハンガリーGPで初優勝を成し遂げたこともあるが、今季はマシンのパフォーマンス不足やチーム関係者の電撃離脱などが相次ぐチーム状況もあり、入賞は第6戦マイアミGPの10位のみ。それでも開幕から徐々に昨季までの姿を取り戻しつつあった。

しかしオコンは、前戦モナコGPでチームオーダーを無視してチームメイトのピエール・ガスリーにオーバーテイクを仕掛けた際に接触しリタイア、自身の非を認めているものの、次戦カナダGPでの5グリッド降格が決定。ガスリーやチームからもドライビングについて非難されていた経緯があった。

チーム代表のブルーノ・ファミンは発表の中で「我々には今季まだ16レースが残されている。トラック上でベストな成績を残すためにも精力的に仕事を続けていく。我々はエステバンの今後のレーシングキャリアが素晴らしいものになることを祈っている」との声明を出した。

また、オコンも自身のX(旧Twitter)を更新。「初めての表彰台からF1での初優勝まで、このチームで成し遂げたことは信じられないほど幸運で光栄なこと。2024年以降の私の将来についてはまもなく発表される」とコメントを残した。

SNSでは「素質は確かだから、彼の旅路を応援しよう」「アルピーヌにとってもこのタイミングでの離脱は痛い」「来年シートに収まるのは誰か?」「こないだのモナコでの接触が決定打となったか...」などの声が上がった。

優勝経験もある一方、チームメイトとの確執が度々話題になるオコン。今後のキャリアにも注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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