小田原箱根商工会議所(鈴木悌介会頭)が5月15日、湯本富士屋ホテルで今年度の会員大会を開催した。
鈴木会頭は所信でポストコロナ時代においての働き手の不足や事業の再構築、新規事業への挑戦など、「コロナ前に戻していくということよりも、変えるべきものと変えてはいけないものを見極めつつ、新しいことに挑戦していくことが求められる」と考えを示した。さらに、不安定な国際情勢について「好む好まざるにかかわらず地域の中小企業も世界的なサプライチェーンの中に組み込まれている。目線を広く世界に向けていくことも必要」と語った。
続いて8項目の重点施策を発表した。ポストコロナを踏まえた対応では副業人材の活用支援や人手不足の解消に向けた研究、国際化支援体制の構築などを新規事業として取り組むとした。
後半にはラグビー元日本代表・世界選抜で活躍した吉田義人氏の基調講演「ラグビーから学ぶ組織論」とパネルディスカッションが行われた。