MLB賭博規定違反で永久追放か パドレスのトゥクピタ・マルカノ 所属チーム勝敗に賭けた?

昨年7月、パイレーツでプレーするマルカノ。この直後に…(ロイター=USA TODAY Sports)

米スポーツサイトのブリーチャーリポートは3日(日本時間4日)にパドレスのトゥクピタ・マルカノ内野手(24)がMLBの賭博規定に違反したため、野球界から永久追放処分に直面していると報じた。

「米スポーツ専門局ESPNのジェフ・パッサン記者とウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のジャレド・ダイアモンド記者、リンジー・アドラー記者によると、パドレスの内野手トゥクピタ・マルカノは、MLBの賭博規定に違反したため、野球界から永久追放される可能性がある」

WSJの報道を引用して「24歳のマルカノは昨シーズン、パイレーツの負傷者リストに入っていたときに、同チームの試合に賭けたとして告発されている。最終的な処分はMLBとMLB選手会の間で交渉が続いているため、まだ確定していない」と伝えた。他の4人の選手もマイナーリーグレベルの試合に賭けたとして処罰を受ける可能性があるという。

ESPNはパドレスが出した「問題の選手がパドレスとは関係のない別の団体に所属していたときに起きた問題に対してMLBが現在調査を行っていることは承知しています。調査が完了するまでこれ以上のコメントは控えさせていただきます」とのコメントを紹介した。

マルカノはベネズエラ出身の右投げ左打ちの内野手でメジャー通算149試合に出場して406打数88安打、打率2割1分7厘、5本塁打、34打点。今季は昨年7月に右ヒザを痛めた影響で負傷者リストに入っており、プレーしていない。今後が期待されていたが、残念な結果になりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社