eラーニングシステム「learningBOX」、IBT・CBT試験におけるなりすまし受験など不正対策機能を搭載予定

learningBOXは、同社の提供しているeラーニングシステム「learningBOX(ラーニングボックス)」において、「なりすまし受験」や「カンニング」といった不正対策など、IBT・CBT試験の実施・運用に関わる機能拡充を、6月末に予定している。

今回行われる予定の「learningBOX」における機能拡充では、ユーザー情報として受験者の「本人写真」を登録して、試験開始時にAIによる「顔認証」を実施する機能が追加される。顔認証に失敗した場合は、試験を開始できなくすることも可能で、なりすましによる受験を防げる。

さらに、試験中のカンニング対策としては、試験中に別のタブが開かれたり全画面表示が解除されたりすると、警告を表示する。警告の表示が一定回数を超えた場合や、指定した時間内に試験を再開しない場合には、試験を強制終了させることもできる。あわせて、試験中に受験者の様子を撮影(一度の試験で最大30枚まで)することも可能で、撮影はランダムで行われるほか、ブラウザ監視で警告が表示されたタイミングでの実施にも対応している。

試験中の操作や撮影された写真は試験監視ログとして記録され、受験者が「いつ」「どのような」操作をしたかを確認できる。警告回数などによって不正を判定した上で、管理者が試験の結果を確定させる。

「顔認証」の一致率や「不正疑いありと判断された場合の挙動」などの詳細は、管理者画面にて設定可能となっている。

なお、「不正対策」の「顔認証」「試験中の写真撮影」は、「learningBOX」のスタンダードプラン以上、「ブラウザ監視」はすべてのプランで利用できる。

「learningBOX」は不正対策だけでなく、問題の作成や管理、受験者の管理、成績の保存、試験の販売、受験申し込みといった、IBT・CBT試験の運用をまるごとサポートする機能を備えている。なお、料金プランは「スターター」から「プレミアム」までの5種類がある。

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