八村塁の移籍先候補にネッツも浮上 ドリアン・フィニースミスとのトレード案

ネッツのドリアン・フィニースミス(ロイター=USA TODAY Sports)

米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)を巡って、新たな移籍先候補が浮上してきた。

八村は今季大きく飛躍する一方で、レイカーズ側はトレードによる補強を画策しており、放出要員の一人となっている。

これまでにナゲッツ、キャバリアーズ、ホークスなどが八村のトレード先として取りざたされているが、さらに再建を目指す古豪も名乗りを上げたようだ。

米メディア「ブリーチャーリポート」は、「トレード…八村塁と17位指名権を、ブルックリン・ネッツのドリアン・フィニースミスと交換」と報道。ここにきてネッツが急浮上してきた。

同メディアは「3人目のスター選手をチームに加えることを夢見てきたレイカーズファンは、この提案にうんざりするだろう。フィニースミスは明らかにエリートではないし、17位指名(ドラフト当日に変更可能)を含めるだけのアップグレードになるのか疑問に思う人もいるかもしれない」とした上でこう続ける。

「この2人のフォワードの間に大きな違いはないかもしれないが、フィット感を考慮すると、フィニースミスの3ポイント&ディフェンスは、八村の得点重視のスタイルよりもはるかに影響力がある可能性がある」とレイカーズ側が求める人材に合致すると強調。「LAには双方向の才能、守備の周辺でのより良い保護、そしてシュート力が必要だ。フィニースミスが好調の時は、この3つすべてを満たしている。彼は今季シュート率が低迷したが、ブルックリンにはLAのような引力がなかった。レブロン・ジェームズは、フィニースミスがかつてダラスでルカ・ドンチッチと一緒に見せていた状態を取り戻すのを手助けできるかもしれない」と指摘する。

ブルックリン側にも八村獲得のメリットがある。「八村はミカル・ブリッジズとまったく同じタイムラインにあるので、勝利を目指す計画がまだあるなら、八村はその助けになるだろう」

ネッツは昨季に渡辺雄太も在籍したチーム。今度は八村が加入となるのか注目だ。

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