2024年シーズンにより重要な役割を担えると考えているビルズTEキンケイド

バッファロー・ビルズのダルトン・キンケイド【NFL】

バッファロー・ビルズは今オフシーズンにトップ2のワイドレシーバー(WR)であるステフォン・ディッグスとゲイブ・デービスを失ったが、レシーバー陣の再編の一環として、2年目を迎えるタイトエンド(TE)ダルトン・キンケイドがより重要な役割を担うことを期待している。

ビルズの情報サイト『Bills Wire(ビルズ・ワイヤ)』によると、キンケイドは現地4日(火)に「自分が主役だとは言わない。オフェンスにはかなり多くの武器がそろっているからね。みんながオープンになって、ジョシュ(アレン、クオーターバック/QB)がみんなにボールを回すだろう。今年は間違いなく、もう少しパスを受けると思う。それはうれしいことだ」と語ったという。

キンケイドは2023年シーズンに、レシーブ73回で673ヤード、タッチダウン2回をマークしており、レシーブ数でチーム内2位、ヤード数で3位にランクインした。大学からプロへの移行が難しいポジションとして知られるタイトエンドの新人としては堅実な数字と言えるが、24歳のキンケイドにはまだ伸びしろがある。

ディッグスとデービスがチームを去った結果、ビルズのワイドレシーバー陣は若手選手と不確定要素のある選手が入り交じった状態となっている。キーオン・コールマンは重要な役割を果たすべく、2024年NFLドラフト2巡目で指名された。カリル・シャキールはトップのレシーバーとして戻ってくる。ビルズはさらに、マルケス・バルデス・スカントリング、カーティス・サミュエル、マック・ホリンズ、チェイス・クレイプールという面々をレシーバー陣に加えた。

キンケイドは「もちろん、今年のレシーバー陣は大きく様変わりした。献身的な選手が多い。いい感じに変わっていると思う」とコメント。

レシーバー陣に不確定要素が多い中、もう1人のTEドーソン・ノックスとランニングバック(RB)ジェームス・クックには、攻撃コーディネーター(OC)ジョー・ブレイディの指揮下、アレンが率いるパスオフェンスで、より重要な役割を果たすことが期待されている。

昨シーズンの途中から指揮を執ったブレイディOCは、ランゲームに頼っていた。2024年シーズンも同様のセットアップが引き継がれると予想される一方で、ブレイディOCにはオフシーズンと新たな武器をフル活用し、自分なりのオフェンスを確立するチャンスがある。

キンケイドはブレイディOCが率いるオフェンスについて「大きく変わったとは言わないけれど、去年からたくさんの微調整が加わった。彼の創造性やいろいろ試せる自由さみたいなものが、とても役に立っていると思う」と話した。

再編されたレシーバー陣に関して、ブレイディOCがどのようなプランを持っているかは、トレーニングキャンプに入り、プレシーズンゲームが始まるにつれて明確になるだろう。

【KO】

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