しなの鉄道「Suica」導入 2026年3月目指す【長野】

しなの鉄道は導入を決めた交通系ICカード「Suica」について「2026年3月」の設置を目指す方針を示しました。

しなの鉄道は4日の取締役会で、昨年度の純損益が5期ぶりに黒字となったことを報告しました。電力料金の高騰が落ち着いたことや、国や県などから補助金支援を受けたことなどが要因です。
また、2026年春以降としていた交通系ICカード「Suica」の導入時期については、2026年3月のダイヤ改正に合わせて導入の準備を進める方針を示しました。

■しなの鉄道・土屋智則社長
「時代の流れを踏まえたサービスの向上。しなの鉄道を存続させていくためには導入は不可欠」

導入するのは全区間で、しなの鉄道線の軽井沢ー篠ノ井間と北しなの線の長野ー妙高高原間です。

■しなの鉄道・土屋智則社長
「JR長野支社が/来年春に導入されるということなので、私どもが入らないと混乱が生じる。その期間をなるべく短くしたいよねという思いがあります」

費用はおよそ16億円を見込んでいて、県や沿線自治体の支援や国には補助金を要望しているということです。近いうちに正式に発表します。

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