心に染みる歌声を 22日、郡山女声合唱団60周年コンサート 団員、練習に熱 福島県郡山市

創立60周年記念コンサートに向け練習を重ねる団員

 福島県郡山市の郡山女声合唱団の創立60周年記念コンサートは22日午後2時から、市公会堂で開かれる。団員14人が気持ちを一つに歌声を響かせる。メンバーは「心に染みるハーモニーを奏でたい」と意気込んでいる。

 同団は1964(昭和39)年、郡山婦人合唱団として結成された。1990(平成2)年に現在の名称となった。現在は岡部富士夫さんが常任指揮者、深谷登喜子さんが常任伴奏者を務める。5年に1度コンサートを開いている。

 今回は3部構成で行う。1部は岡部さんが手掛けた「片恋」「イルカ」を含む計13曲を披露する。振り付けなどを交えた明るい楽曲で観客を楽しませる。2部は三善晃作曲の「やがて秋」「街路灯」など5曲を演奏する。哀愁深い楽曲など1部とは異なる曲調の音楽を響かせる。

 3部は、なかにしあかね作曲の「夢から覚めても」から5曲をパフォーマンスする。悪夢から目覚め、前を向いて歩いて行くメッセージが込められた歌だ。

 団員は週2度集まり、節目の演奏会に向けて練習を重ねている。西村恵子会長は「心を込めて精いっぱい演奏する」と言葉に力を込めている。

 入場無料。事前申し込みは不要。

(郡山版)

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