「地元住民らとの合意形成を」美波町沖で計画中の洋上風力発電事業者に知事意見送付【徳島】

東京に本社のある「SSEパシフィコ」は、徳島県美波町の沖で洋上風力発電事業を計画しています。

海の上に最大で直径270mの風車を浮かせ、発電を行います。

徳島県ではこれまでに2回、大学教授など有識者20人が委員となる審査会を実施し、ウミガメへの影響を回避、または軽減することなどを求める意見をまとめ、5月に知事に答申していました。

これを受け県は、6月4日、「SSEパシフィコ」に対し、南海トラフ巨大地震対策への検討や、ウミガメへの影響を説明して地域との合意形成を図ることなどを求める、知事意見を送りました。

今後、事業者がこの意見に基づき環境影響評価の手法を決め、現地調査などを行うこととなります。

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