空席の徳島市副市長人事案 6月11日からはじまる市議会6月定例会に提出へ【徳島】

6月4日に開かれた徳島市議会の議会運営委員会で、徳島市は、空席となっている副市長に元第二副市長と元県政策監の2人を起用するとした人事案を提出することを示しました。

第一副市長には、元副市長の松本泰典氏(64歳)を、第二副市長には、元徳島県政策監の瀬尾守氏(65歳)を起用するとした人事案です。

松本氏は、明治大学を卒業後、徳島市役所に入り市民環境部長や企画政策局長を歴任し、遠藤市長の1期目の2019年12月から約4か月間、第二副市長を務めています。

瀬尾氏は大阪大学を卒業後、徳島県庁に入り2019年から2023年まで県政策監を務め、現在は県土地開発公社の理事長です。

徳島市の副市長人事を巡っては議会と調整がつかず、5月8日から空席となっており、遠藤彰良徳島市長は6月4日の記者会見で次のように述べました。

(遠藤彰良徳島市長)

「(2人とも)私にない行政経験が豊富。今までずっと公務員生活を続けてきて実績も挙げているし、人格も素晴らしいので力を発揮していただければと。問題は(議会で)選んでいただけないといけない、選んでいただけるまでは緊張感をもっている」

また、市議会6月定例会に提出される総額6億6400万円余りの一般会計補正予算案も発表され、市がマリンピア沖洲で計画を進めている新しいごみ処理施設の災害リスクと対策について検証する事業に、495万円が計上されました。

徳島市議会6月定例会は6月11日から始まり、副市長人事案は開会日に先議されます。

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