「監督とは嫌な別れ方をしていない」ラツィオ退団の鎌田大地が明かしたクロアチア人指揮官への思い「離れると決めた時は...」

昨夏にフランクフルトを契約満了で退団し、ラツィオへ加入した鎌田大地はシーズン前半、マウリツィオ・サッリ前監督の下で出番に恵まれなかった。

だが、その戦術家が3月に辞任すると、後任のイゴール・トゥドール監督によって主力に据えられて復調。本領を発揮した。

それにより、退団濃厚から一転、残留する流れとなり、本人も「残るつもりだった」なか、契約延長交渉が決裂。退団する運びとなった。

ただ、トゥドール監督へは、やはり感謝の思いがあるようだ。3日に取材した際、退団が決定後に指揮官との会話があったかどうかを尋ねると、こう答えている。

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「監督はすごくよくしてくれた。(契約延長に)サインしてほしいと、何回も時間を重ねて話したし、連絡は来ていた。自分自身も離れると決めた時は、連絡をした」

27歳の日本代表MFは「監督とは僕自身は嫌な別れ方はしていないし、お互いまたどこかでいい巡り合わせがあれば、一緒にやれたらいいなと思える監督でした」と言葉を続けた。

クロアチア人指揮官の抜擢もあって、日本代表に復帰した鎌田は6日、森保ジャパンでは自身7か月ぶりとなるミャンマー戦に挑む。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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