鳥取・智頭町長に金兒氏再選 注目の全国初「オンライン立会」は無投票で見送り

任期満了に伴い、4日、告示された鳥取県智頭町の町長選挙は、無所属の現職、金兒英夫さん以外に立候補がなく、無投票で再選が決まりました。

金兒さんは智頭町生まれの70歳。
長く智頭町役場に勤め、副町長を経て、2020年の町長選挙で初当選しました。

2期目に当たり金兒さんは、福祉のまちづくり、林業・農業の振興、公共交通の充実などの政策を掲げ、住民との対話を重視し豊かで幸せな暮らしを実現するとしています。

4日、告示された智頭町の町長選挙と町議会議員補欠選挙では、テレビ会議のようなシステムを使い、投票所の様子を離れた場所で見守る全国初の「オンライン立会」が計画されていましたが、町長選、町議補選いずれも無投票となったため、オンライン立会は見送られることになりました。

1カ所につき2人から5人と公職選挙法で義務付けられた立会人の確保が難しく、
投票所減少の要因になっているとしてオンライン立会を推し進めている鳥取県の平井知事は…

平井知事
「準備したオンライン立会は実施されないことになったものの、実証実験重ねてきたことは、その後のオンライン立会に役立つ意味があった」

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