【早出し】「赤い宝石」出来栄えは 「東根さくらんぼ」目ぞろえ会

「東根さくらんぼ」の出荷基準を確かめる参加者=東根市

 農林水産省の地理的表示(GI)に登録されている「東根さくらんぼ」の目ぞろえ会が4日、東根市のJAさくらんぼひがしね西部フルーツセンターで開かれ、生産者が高い品質を保つための基準を確認した。

 「東根さくらんぼ」は同市と隣接市町の一部で生産された「佐藤錦」と「紅秀峰」が対象となる。今季は、登録を受けた193の個人・団体が出荷できる。昨季の生産量は97トンで、今季は100トンが目標。

 この日は生産者ら約20人が参加し、着色面積が佐藤錦は70%以上、紅秀峰が75%以上で、大きさはL以上(22ミリ以上)といった出荷基準などについて説明を受けた。会場には、色づき具合が異なる果実などが用意され、参加者は手に取ったり、スマートフォンで撮影したりして色合いや大きさなどを確かめていた。

 統一品質の徹底を図るため、市や同JAなどでつくる果樹王国ひがしね6次産業化推進協議会(会長・土田正剛市長)が開いた。

「東根さくらんぼ」の出荷基準を確かめる参加者=東根市

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