中国の航空会社・中国東方航空が鹿児島-上海を結ぶ定期便を7月16日から再開することが4日、県関係者への取材で分かった。新型コロナウイルス禍で2020年2月に運休して以来約4年5カ月ぶり。鹿児島空港の国際定期便4路線が全て再開することになる。
県によると、上海線の職員確保にめどが立ったとしている。
運航日は火、土曜で、コロナ禍前と同じ週2往復。いずれも鹿児島空港を午後1時50分に出発する。上海からは火曜が午前10時5分発、土曜は同9時55分発。機材はA320(ビジネスクラス8席、エコノミークラス148席)を使う。
国際定期便再開は鹿児島空港の地上職員不足が課題だった。県は地上業務を担う新規事業者の参入を働きかけている。
コロナの影響で、国際定期便の香港、ソウル、上海、台北の4路線は20年3月に全便運休。23年6月に香港線、同10月にソウル線、24年5月に台北線が再開していた。
上海線は02年に就航し、基本的に週2往復で運航している。