旬のエツ料理に舌鼓 佐賀市でフェス 刺し身、南蛮漬けなど堪能

エツ料理を味わう子どもたち=佐賀市諸富町の「橋の駅ドロンパ」

 有明海に生息し、産卵のために筑後川を遡上(そじょう)するエツを使った料理を味わう「えつフェス」が2日、佐賀市諸富町の「橋の駅ドロンパ」で開かれた。晴れやかな青空の下、県内外から訪れた家族連れらが、旬のエツ料理に舌鼓を打った。

 佐賀市南部の飲食店でつくる「佐賀市もろどみin食の会」が、エツの刺し身や塩焼き、南蛮漬け、すしなどを販売。有明ノリを使った「海苔(のり)汁」の振る舞いや、諸富家具など地元特産品が当たる抽選会、遊覧船で筑後川昇開橋をくぐるクルージング体験なども行われた。

 エツの漁期に合わせ、7月20日まで開催中の「佐賀市もろどみ徐福えつ銀色祭り」のイベントとして開いた。大分県から訪れた大西愛見(なるみ)さん(32)は「去年食べておいしかったのでまた来ました」、娘の結愛(ゆめ)さん(6)は「お刺し身が好き」と笑顔で話した。(清川千穂)

エツの唐揚げを購入する来場者=佐賀市諸富町の「橋の駅ドロンパ」

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