天童・やまがた紅王、出荷規格を確認 

「やまがた紅王」の出荷規格などを確認した説明会=天童市・JA全農山形山形地区センター

 サクランボの大玉新品種「やまがた紅王」の出荷説明会が4日、天童市のJA全農山形山形地区センターで開かれ、JAの担当者ら約40人が出荷規格などを確認した。

 今季は着色の進みが早く、色味は良くても糖度が高まっていない恐れがあるという。着色が進み過ぎると、つやがなくなって赤黒っぽくなり、出荷できないとし、県の担当者は「必ず食味を確認した上で、適期を見逃さず収穫してほしい」とアドバイスした。パック詰めも実演し、詰め込み過ぎて果実を傷めないよう注意を促した。

 今年の「やまがた紅王」は約40トンの出荷を見込んでいる。収穫盛期は16~23日ごろの見込み。

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