MLB=マルカノが野球賭博で永久追放、メジャー戦で231件賭け

[4日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は4日、パドレスに所属するトゥクピタ・マルカノ内野手(24)について、野球賭博により永久追放処分にしたと発表した。

MLBは、合法的なスポーツ賭博運営会社から入手した記録を元に、マルカノが2022年10月16日─23日及び23年7月12日─11月1日の間に387件の野球賭博を行っていたと確認。そのうち、メジャーの試合に関連した賭けは231件で、これに投じた額は8万7319ドル(約1360万円)だった。

マルカノはパイレーツに所属していた昨季、同チームが絡んだ試合に賭けていたが、自身は負傷者リスト(IL)入りしていたため対象の試合には出場していない。MLBは、賭けの対象となった試合が何らかの形で影響を受けたり、不正操作されたことを思わせる証拠はないと述べた。マルカノも否定している。

ベネズエラ出身のマルカノは21年にパドレスでメジャーデビュー。通算では打率2割1分7厘、5本塁打、34打点、7盗塁の成績を残している。今季パドレスに復帰したが、ここまで出場していない。

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