カズレーザー 頻尿や尿トラブルに悩む人が増加中…要注意ラインは“排尿時の秒数??秒以上”

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が4日に放送された。今回は2時間SPでテーマは『超最新健康診断で芸能人の体を隅々まで徹底検査SP』。「??秒以上は要注意!?ノブコブ吉村を救え!尿トラブル検査」という講義では、日本大学医学部の高橋悟教授が登壇。頻尿の原因と対策について解説した。

日本大学医学部 高橋悟教授

午前中だけでも、10回はトイレに行くという吉村崇。生放送の際は、途中で必ず抜けてトイレタイムを確保しなければならず、就寝時も一晩に何度もトイレのために起きてしまうのだとか。高橋氏によると、一般的な頻尿ラインは、起床から就寝までに8回以上だそうで、吉村の状況は明らかな頻尿といえる。ただ吉村に限らず、現代では頻尿に悩む人が多いのだそう。20~30代など、若い世代でも増加しており、15人に1人が頻尿の原因となる、過活動膀胱の症状を発症しているという。

尿のもととなる原尿は、腎臓で一日150L作られ、そのうち99%が尿細管で再吸収、残りの1%が尿として排出される。高橋氏によると、腎臓の機能不全など、何らかのトラブルによって尿細管で再吸収される量が低下すると、頻尿の症状が現れるのだという。しかし自分の腎臓の状態は素人では判断が難しい。そこで高橋氏が紹介した、簡単に腎臓の状態をチェックする方法が、“排尿の秒数を測る”というもの。体重3キロ以上の哺乳類の排尿時間は、身体の大きさは関係なく、約21秒であることが分かっており、30秒以上かかるようであれば、膀胱や腎臓にトラブルを抱えている可能性があるとした。

今回、頻尿に悩む吉村は排尿検査を受け、徹底的に現在の状態をチェックされたのだが、排尿時間は35.5秒、尿量は一度の排出で300~400mlが正常とされるところ、781.1mlであることが判明。緊張やストレスで膀胱が過敏になり、尿量が不十分でも収縮して排尿を促してしまう、過活動膀胱と診断された。それに加えて吉村がコーヒーが好きであることから、利尿作用のあるカフェインの摂(と)りすぎも原因であることが分かった。

また、今回の検査の結果、おいでやす小田も過活動膀胱を発症しており、更に前立腺肥大症で尿道を圧迫していると分かった。以前番組内で上周期性四肢運動障害であることも発覚している小田。眠りが浅く夜間排尿ですぐに目が覚めてしまうため、数年後には治療対象になる可能性もあるという。

高橋氏は、まずは夜間頻尿への対策として、就寝3時間前までに夕食を済ませることを提案。基本的に水は飲んでから約3時間で尿になることから、効果が見込まれるという。またふくらはぎの筋肉が弱まっている場合、ふくらはぎにたまった水分が、寝ると腎臓に流れ込んでしまうことから、食後に足を心臓より高い位置に置いた姿勢でリラックスすることも効果的だという。

吉村に限らず、今やだれにでもリスクのある頻尿の問題。カズレーザーは「人と何回トイレ行ったかなんて話さないから、こういう検査がないとなかなか気づかない部分があるからありがたかったですね」と講義を総括した。

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写真提供:(C)日テレ

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