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埼玉県教育委員会は4日、北部地区の県立特別支援学校の中学部で、教員免許を持たない20代男性教諭が授業をしていたと発表した。男性は今年4月1日付の採用で、5月31日付で採用を無効とした。担当した授業は、教員免許を有するほかの教員と複数人で実施していたことから、補習などは行わないとしている。
県立学校人事課によると、男性は新卒で臨時的任用教員として同校に採用された。男性は採用に当たって教員免許状取得見込証明書を提出していたが、教員免許状の確認の際に、取得手続き中で未取得の状態だと発覚した。取得要件は満たしていたが、大学での手続き期限に男性が間に合わず、個人で必要な手続きを怠ったことが原因だという。
県立学校では、2021年にも西部地区の特別支援学校2校で担当教科の免許を持たない教員が授業をしていた事案が発生している。